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はじめての方へ

初めまして、操身術の中島賢人です。

操身術では、運動能力を上げる方法を研究開発し、書籍・雑誌などで発表しています。

現在、運動能力を上げる最も効果の高い方法は、反射を活用することだと考えています。

反射とは、「外部の刺激に対する無意識の反応」のことをいいます。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんの手のひらを指で刺激すると、赤ちゃんはその指を握ってくれます。

下の写真のような感じです。

これは、赤ちゃんが自主的に握っているのではなく、把握反射という無意識の反応です。生まれたばかりの赤ちゃんは、意識して手を動かすことは、まだできませんが、一カ月もするとかなり強く握り返されるのでびっくりします。

赤ちゃんによっては、棒にぶら下がれるほど強く握る子もいます。

また、新生児の赤ちゃんの脇を抱えて足を地面に着けると、地面に足を突っ張ります。さらに、体を前に傾けると、赤ちゃんは足を交互に踏み出します。

足を地面に突っ張る反応を支持反射といい、歩くように足踏みをする反応は自動歩行、または足踏み反射といいます。

人間の赤ちゃんはその他の動物に比べて未発達で生まれてくるため、自力でしっかり歩くまで1~2年ほどを要しますが、野生動物の中には、生まれて数十分で立ち上がり、歩けるようになる動物もいます。

動物には、生きていくための運動能力がもともと備わっていて、生れ落ちると環境からの刺激に反応して体が勝手に動くようになっているのです。

人間にも、外からの刺激に対して、無意識に体が動く仕組みが備わっています。

それが、反射です。

反射が上手く働くと、私達人間も野生動物のように、本来持っている運動能力を充分に発揮することができます。

人工物に囲まれ、運動不足の現代人は、自然な環境から十分な刺激を受けられないため、反射が上手く機能していません。

そんな現代人に必要なのは、反射のしくみを知り、反射を意識的に高めることです。

このブログでは、反射に関する人体の不思議や反射をよく知るためのコラム、反射を学ぶブログ講座などの情報を発信していきます。

まずは、反射の入門編として、反射入門講座の記事からご覧ください。


操身術 中島賢人

    BABジャパン(2022)

    BABジャパン(2022)

雑誌掲載 月刊秘伝 2月号 8月号

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