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反射とは

反射とは「刺激に対する無意識下の反応」です。

狭義の反射は、外部からの刺激に対して起こる定型的な反応のことをいいます。しかし、体内からの刺激に対する反応を反射と呼ぶ場合もあり、反射の定義は、あいまいです。広義には、刺激に対する反応全般を反射と呼ぶ場合もあります。慣例的に反応が単純なものを「反射」、反応が複雑なものは「反応」と呼ばれています。 反射の例をあげてみましょう。

反射の例

  1. 熱い物に触れて手を引っ込める

  2. 目にゴミが入って瞬きをする

  3. 歯磨きでえづく

  4. 寒くて震える

  5. 熱くて汗をかく

  6. せき・くしゃみ・あくび

  7. 風邪を引いて発熱する

  8. つまずいて手を着く

  9. 食べ過ぎて吐く

  10. びっくりして固まる

  11. アメをなめて唾液がでる

  12. お風呂にはいって手がふやける

  13. ショックで失神する

上記のように、体にはたくさんの反射が眠っていて私たちの生命を無意識下で支えてくれています。

反射 刺激に対する無意識下の定型的な反応

反射が起こる過程

反射は、皮膚・粘膜・筋肉などにあるセンサーの役割を持つ「受容器」が体の内外の刺激を感知し、その情報を神経を通して、主に脳や脊髄にある「反射中枢」に送り、反射中枢が反応を引き起こす実行器官である筋肉や分泌腺などの「効果器」に指令を送ることで起こります。

反射の経路(反射弓) 受容器⇒神経⇒反射中枢⇒神経⇒効果器


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